「クジラの彼」 有川 浩2010年08月08日 16時44分

またまた有川先生の作品です。 しつこい?

「海の底」や「空の中」の登場人物の6つのラブストーリー。
単なるラブストーリーとして読んでもよくできてるし、相変わらず国防ネタが笑わしてくれるし、何より、おなじみの登場人物のサイドストーリーだから一粒で何度もオイシイですよ。
でもね、読み終わってボーッとしていたら、ちょっとオソロしくなった。
・コトバは正しく使わなきゃいけない。
・コトバにしなきゃ何も通じない。
・コトバはよく考えて選ばなきゃならない。
特に男と女の間ではね。その積もりはなくても、ちゃんと考えてコトバを選ばないだけで、相手をいくらでも傷つけてしまうことがある・・・。

勉強になります(^^ゞ

(角川文庫 2010年6月25日発行 552円+税)
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_ 【徒然なるままに・・・】 - 2010年08月15日 16時32分

「クジラの彼」、「ロールアウト」、「国防レンアイ」、「有能な彼女」、「脱柵エレジー」、「ファイターパイロットの君」、6編の恋愛小説を集めた短編集。

表題作「クジラの彼」は、潜水艦乗りを彼氏に持ったOLの奮闘記(?)。
彼氏とはなかなか連絡付かないわ、厭味な上司に言い寄られるわ、とかなり苦労続きの恋愛模様。
その彼氏というのが冬原クンで、つまりこれは『海の底』の外伝。
冬原クンの、本編では描かれなかった側面や、結婚相手との馴れ初めが語られるという点でも、本編読み終わったら一読すべき一篇だ。

「有能な彼女」も『海の底』の外伝、というか後日談。あれから夏木クンと望ちゃんがどう...
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